家族旅行となると頭を悩ますのが…
- 旅費
- 日程の都合が大変
- 2部屋必要になる
子どもが大きくなればこの3つが頭を悩ます大きな原因ですが、飛行機代が旅費の半分以上を占めるのでこの割合が少なければ旅費を抑えること可能です。
「LCCの安さの理由」を知ることで航空券の節約につながりますが、知らないと大きな失敗をしてしまう可能性もあります。
記事の前半では「LCCの全貌と安さの理由」を、後半では「LCCのメリット・デメリット」を詳しく解説します。
Contents
LCCってなに?なんで安いの?安いけど安全?
格安航空会社のことを「ローコストキャリア」と呼び、その頭文字をとってLCC(エルシーシー)と一般的に呼ばれます。
大手フルキャリア航空会社(JAL・ANA等)と違い使用機材を統一して整備に関わるコストを抑えたり、会社内で使う備品といった小さなものから業務に関わることを徹底的にコストを下げ、機内でのサービスなどを簡略化することで航空券の安さを実現しています。
大手航空会社(JALなど)は、機内食・受託手荷物など諸々のサービスが航空運賃に初めから含まれた金額で表記されていますが、格安航空会社(peachなど)は、航空運賃に必要なサービスを追加していくので、当初見た金額より総支払額が高くなる場合がほとんです。
Peach(ピーチ)
関西空港を拠点に日本国内・台湾・香港・ソウル・上海など東アジアを中心に就航している。
Peach社は「空飛ぶ電車」とキャッチコピーを掲げるほど、格安航空会社は航空券の安さが売り。
ジェットスタージャパン
関西・成田空港を拠点に日本国内・台湾・香港・フィリピン・上海など東アジアを中心に就航している。JALとの業務提携でJALマイルが使える格安航空会社。
JALが運行を開始する中距離路線LCC「ZIPAIR」など、航空会社の競争は年々増加!
LCCのメリット・デメリット
航空券が安い
LCCの最大の魅力。
大手航空会社と同一路線でも3割〜5割安く購入できる。
メルマガ会員サービスに登録するだけで、新規就航キャンペーンやお得なキャンペーン情報が得られ、キャンペーン価格だと大人片道4,000円ほどで沖縄に行けたりする。
ハワイへも往復21,000円で航空券が買えたりするキャンペーンがあるので、メルマガ登録は必須!
国際線は片道航空券でも安く購入できる
大手航空会社の国際線は往復割引が適用されているため、片道で買うと割引が適用されず航空券の値段が跳ね上がるが、 LCCでは片道購入でも安く買うことができます!
行き帰りで違う航空会社を利用したり、国を移動して周遊したり柔軟に旅を楽しむことができる。
燃油サーチャージ料が不要もしくは少額
国際線航空券に上乗せされる「特別付加運賃」通称 燃油サーチャージ。
大手航空会社は原油が高騰もしくは低下した場合には運賃とは別枠で徴収されています。
実際には航空券に出国税等を含めた総額表記なので気づかない方もいますが、ほとんどのLCCはこの燃油サーチャージ料を乗客から徴収はしていません。
徴収する会社もありますが、航空券自体が安いので徴収されても安い場合が多い。(原油価格の高騰によってはLCC各社も軒並み徴収してくる可能性はあります)
運行機材が新しい
2017年がLCC元年と言われ、日本でもpeachやジェットスターが設立。
世界を見ても格安航空会社自体が新しい会社のため運行機材が新しいことが多い。
飛行機好きにはたまらない⁉︎
LCCの安さの裏にあるデメリットとは?
子ども料金が2歳から必要!
大手航空会社の国内線は3歳未満は膝の上なら無料ですが、LCC各社は子ども運賃の概念がなく2歳未満から有料。
この年代の子連れ旅行は、航空券総額で大手と見比べるのがポイント!
サービスのほとんどが有料!
大手航空会社では運賃に含まれる(飲み物・ブランケット・機内食・映画・ヘッドフォン等)サービスのほとんどが有料。
購入した航空券の種類にもよるが、基本は搭乗するだけの航空券運賃だけ。
事前座席指定をするにも手数料がいる場合が多く、家族旅行では座席が離れ離れは困るので、家族分となると追加料金もあり、航空券の購入にクレジットカードを使うとクレジット決済料が必要な場合が多い。
座席が狭い!
多くの乗客を乗せて運行したいため座席が狭いのが特徴。
小柄の方なら問題はないが、お子様連れの方・大柄の方はちょっとの狭さがフライト時間とともにストレスに感じてくることもあります。
受託荷物(預け入れ荷物)の重量制限が厳しい!
無料で預けられる重量が7キロまでと大手航空会社の1/3。
重量オーバーにはとても厳しく見逃しなんてありません!超過重量に関してはきっちりお金を請求されるので、荷物が多い方は要注意!
当日空港で支払うと高くなるので、荷物が多いと自信のある方は帰りの受託手荷物だけ事前に追加料金を払っておくのもいいです。
早朝・深夜便が多い!
午前発・夕刻着…といった旅行するのに都合が良い時間帯は、すでに大手航空会社が発着枠を持っているので、必然的に早朝や深夜発着便が多い。
家から空港まで遠方の場合、前泊や後泊が必要になる場合もあるので運行時刻は要チェック。
遅延が多い!
同一機材を使い整備等のコストを抑えていて1機材でピストン運行をしているため、どこかで遅延が発生するとたちまち後続のフライトまでもが遅延が生じてしまいます。
大手と違い代替機材も少ないので、絶対に遅れられないビジネスでの利用や、その先で乗り継ぎを予定の場合はおすすめはしません。
都心部から遠い空港・LCC専用ターミナルで移動距離が長い!
「羽田・伊丹」といった都市部に近い空港へ到着せず関空・成田といった都市部より離れた空港に就航していることがほとんど。
到着空港から都心部への移動に「お金と時間」も必要になります。
搭乗ターミナルから機内への搭乗はほとんどがバスで移動で、タラップと呼ばれる階段で搭乗する場合が多い。
お年寄りや小さなお子様連れには移動が多いのは大変。
チェックインが混雑または時間がかかる!
搭乗ターミナルから機内に搭乗するまで移動が長いため、搭乗手続きの締切時間が大手航空会社より早い。
JAL国内線の場合、搭乗30分前にチェックインしても問題ないが、LCC各社のチェックイン締切時間が1時間前が多い。
早めに空港へ着いても時間を持て余すことが多くなる。
出発が遅延・欠航になっても補償が一切ない!
大手航空会社は自社便が遅延・欠航になった場合、他社便への振替・食事やホテルの手配等イレギュラー発生時にはしっかり対応してくれますが、LCC各社は「基本は待機か払い戻しのみ」でホテル等の手配や他社便への振替等は行っていません。
日系LCCはこういったことは少ないとは言われていますが、外資系LCCで海外旅行に行く場合は、空港で何時間も待つことや出発遅延といった場合の費用に対応する海外旅行保険のオプションはつけておきましょう!(出航遅延補償・乗継遅延補償など)

LCCを使うメリット・デメリット まとめ
コッチが思うことをまとめましたが、LCC=安い!は本当でしょうか?
確かに金額だけを見ると間違いはないですが、総合的に考えると合ってるようであってないのでは⁉︎と疑問に思う箇所も見逃せません。
とにかく安く行きたい!
機内での快適さ・遅延・欠航のリスクなどデメリットを許容範囲で考えれる方はLCCがおすすめ。
コッチ家のように小さい子連れ旅行なら…
- 家族の人数
- 座席指定
- 就航先
- 運行時間
- 荷物の重さ
- キャンセルの有無
などなど…その他もろもろを考えると、大手航空会社との総額が大差のない場合も多いのです。
搭乗サービスのみならずCAさんの心遣いや助けがあったりすると、パパやママにとっても安心するのではないかなとコッチは思います♡
LCCを利用する場合は、
大手航空会社と航空券総額で検討することが大事!
LCCのエアアジアでハワイに超激安で行く!
2019年6月エアアジアのBICキャンペーンが開催され、2020年2月末日からの大人1名の航空券を購入しました!
関空ーハワイ ホノルルまでなんと! 21,000円!

もちろん安さの理由はあるよ♡
座席指定をしない
大人一人で行くので座席にこだわる理由はありません。電車と違って座れないわけではないので(笑)
受託手荷物もなし
ハワイに行くのが目的なので、荷物は航空運賃に含まれる7キロのみ。
※やはり買い物はしたいので、復路だけ事前に追加購入(4,000円で20kgまで可能)
機内食もなし
往復で3,000円以上する機内食。飛行機に乗る前に食事を済ませばいいだけです(笑)
エアアジア関空ーハワイ便の安さの理由
大人一人分の往復航空運賃のみだから。
追加サービスの部分は購入せずの価格です。
念の為、座席指定・受託手荷物・機内食(往復)を付け加えると、大人一人48,000円まで値段が跳ね上がりました(笑)
このように、目的・人数などに応じて大手航空会社と格安航空会社を使いこなせるようになると旅行の楽しさが変わりますよ♡
