こんにちは。マイルライフトラベラーコッチ(@mile_kocchi)です。
- 子供が旅行出発直前に高熱!
- 高齢の母の体調が出発直前に急変した!
- 大事な仕事が入ってしまい出発直前でどうしよう!
結論から言うと、一般的なパッケージツアーやダイナミックパッケージは出発日の20日前後から、少なからずキャンセル料がかかります。
- パッケージツアー
- 航空券+ホテル ダイナミックパッケージ
上記のような旅行会社を通して予約した「募集型企画旅行」のキャンセル料について詳しく解説し、後半は「旅のお守りになる旅行キャンセル保険」について解説します。
※新型コロナウイルスによる入院なども対象になるようです。
飛行機を直接自分で予約している場合は、インフルエンザや感染症等の病状は医師の診断書を持ってキャンセル料や取り消し料を払わずに日程変更やフライト予約をキャンセルすることは可能です。(JAL・ANA・スカイマーク同様)
※JAL・ANA公式HPより転用
旅行のキャンセル料っていくらぐらいかかる?
旅行のキャンセル料については、申し込みの段階で把握しておくことが実は重要なんです。
旅行出発日から起算にしてキャンセル・取消を申し出た日が契約約款で取り決めた日数内であれば、旅費総額に対して旅行会社へ支払う料金。
(前日取消料が50%の場合)
10万円×50%=50,000円 ←キャンセル料
すでに旅費10万円は支払済みのため、キャンセル料を差し引いた5万円だけがあなたに返金されます。
これが家族4人で総額100万円のハワイ旅行だったとしたら…
(ハワイへの渡航平均単価 25万円/1人)
100万×50%=50万円がキャンセル料(泣)
支払済みの100万円から差し引かれた50万円しかあなたの手元に返金されません。
パッケージツアーのキャンセル料について
旅行パンフレットを見て申込みした旅行は「パッケージツアー」と言って飛行機・ホテル・オプショナルツアーなどがセットになったモノ。
旅行約款には「募集型企画旅行」「受注型企画旅行」と行った名目が掲載されていて、旅行代金を支払った時点で旅行契約が成立したことになります。
JTB・日本旅行・近畿ツーリストと言った大手旅行会社だけでなく、新聞広告などに掲載されているいちばんスタンダードな旅行が「パッケージツアー」です。
(例)一般的なキャンセル料↓
出発日21日前まで | お客さま都合によるキャンセル料は無料 |
---|---|
出発20日〜3日前まで | キャンセル料50% |
出発2日〜前日 | キャンセル料80% |
出発日当日 | キャンセル料90% |
未連絡 | キャンセル料100% |
旅行会社によって定めている契約約款が若干異なりますが、平均的に20日前後からキャンセル料が発生します。
また夏休み・年末年始・GWと言った大型連休出発の場合は、40日前からと通常期より少し早くからキャンセル料がかかってしまいます。
ダイナミックパッケージのキャンセル料について
「航空券+ホテル」と言った飛行機・宿泊先を自分自身で選択するダイナミックパッケージと呼ばれるツアーもあります。
いっけん自分の好きな航空会社やホテルを選択するので個人手配と勘違いされそうですが、ダイナミックパッケージと呼ばれるものはれっきとしたパッケージツアーになるので、こちらも旅行約款に記載ある日時からキャンセル料が発生します。
JAL ダイナミックパッケージ 国内・海外
国内旅行に係る取消料について
JALの場合…国内は20日から、海外は30日前(ピーク時は40日前)からキャンセル料が発生すると明記してあります。
ANA旅作・国内海外の場合
※JAL・ANA公式HPより転用
ANAの場合…国内20日前から、海外40日からと明記してあります。
キャンセルの申出は、旅行会社が受理した日で計算される!
なので、旅行会社が定休日の日にメールやFAXで送っても翌営業日扱いになる可能性が多いので要注意!
キャンセル料のかかるホテル予約をCansellへ売ってみませんか?↓
https://traveller-life.net/cansell/3310/
意外な理由でキャンセル料がかかることは知っておこう!
台風で飛行機が飛ぶか飛ばないか…空港にたどり着けそうもない
飛行機って台風でも大雪でも「これ大丈夫?」と思う天候でも飛ぶことがあります。
運行状況は航空会社に決定権があり、悪天候などの場合ツアーが翌日出発で催行されたりとその時の状況にならないとわからないこともあります。
飛行機が悪天候で飛ばない場合、旅行会社側の中止判断は全額が手数料なしで払い戻されますが、飛行機が飛べばツアーは催行されたことになるので空港にあなたがたどり着けなかった…は自己都合キャンセル扱いになってしいます(泣)
出発日が台風や大雨といった予測できる場合は、早めに家を出るか空港近くのホテルに前泊するなど対策は必要です。
友達と2人で行くはずだった旅行を私一人で行くことになった
もともと大人2人で予約した旅行が1人で行くことになった場合、その予約はいったんキャンセル扱いになる可能性もあります。
大人は2名一室など人数でセットになった金額を明記しているため、同行者がキャンセルになった場合、あなたもキャンセル扱いもしくは部屋の割振りが変わることで追加料金がかかることもあります!
パスポートの残存期間が足りなかった!
日本のパスポートは世界最強とも言われ観光ビザなしで旅行することができ、パスポートの残存期間を知らない人が意外にもいます。
空港の航空会社チェックインカウンターではこのような確認も行われており、残存日数が足りない場合搭乗券発行をしてもらえず、自己都合のキャンセル扱いになります。
ネットで予約をした場合は必ず確認しておきましょう!
旅行をキャンセルするかも知れない!そんな時はどうすれば?
まずは旅行会社に現状を伝えてみましょう!
契約約款はあるとはいえ、急病や家族の危篤といった想定外の場合は旅行会社側も何か対応をしてくれるかも知れません。
ですので、まずはすぐさま旅行会社へ現況を伝えましょう!
急病の場合は、医師の診断書を作成してもらう
- インフルエンザ
- 風疹
- おたふく風邪
学校保健安全法に基づき、上記のような病状は感染の疑いがあるため不特定多数の人が集まる場所へは医師の同意書が出るまで出席できません。
飛行機も不特定多数の人が利用する公共交通機関に値するため、医師の判断により「飛行機への搭乗不可」と判断される場合は、航空券の取消・日程変更ができる場合があります。
急病による場合は、念の為お医者様から診断書を発行してもらっておきましょう。
それを旅行会社に提出することで良い対応してくれることもあり得ます。
実際にコッチ自身が直接予約をした日程変更不可の航空券が、無料キャンセルと日程変更対応を2度経験しています。
旅行キャンセル保険に加入しておく
少ない掛け金で、万が一の場合に備える「トリップキャンセル保険」
旅行代金に対して100%・50%補償と自身で補償額を選ぶことができ、保険料が事前に確認できるのが加入する側としては安心です。
- ツアーパッケージ
- ダイナミックパッケージ
このような航空券・ホテルがセットになったツアーが補償対象で、航空券のみやホテルのみと言ったプランは別の保険になります。
旅行キャンセル保険に加入すべき人は?
- パッケージツアー・ダイナミックパッケージを購入している人
- 小さい子連れ旅行の人
- 家族に持病がある人や年老いた家族がいる人
いずれも旅行代金の総額が大きい場合は加入しておいておくべきだと思います。
実際にトリップキャンセル保険に加入してみました!
来年2020年1月後半、ANAマイルを使って「ANAの旅作」を購入し旅行約款も確認済み。
真冬の1月後半はインフルエンザなどの感染症が猛威を振るう時期でもあり、診断書があってもキャンセル料が発生してしまうのは嫌だな…と安全パイとしてキャンセル保険に加入しました。
沖縄旅行で保険料はどのくらい?
娘とコッチ2人の旅費総額 99,800円
※ANA公式HPより転用
旅行キャンセル保険 50%補償対象の保険料
※トリップ保険公式より転用
2人分 1,660円
旅行キャンセル保険 100%補償対象の保険料
※トリップ保険公式より転用
2人分 3,020円
保険なんて確率の問題にはなりますが、思ったほど掛け金が高くなかったためコッチ家は100%補償で加入しました。
旅行キャンセル保険の注意点!
旅行申込日から5日以内に旅行キャンセル保険に加入しなければなりません。
もしキャンセル料が発生する前に旅行自体をキャンセルした場合、旅行自体を催行していないため保険料は全額返金されます。(所定の解約手続きをすれば約2ヶ月ほどで指定口座へ保険料は返金されます)
キャンセル保険に加入しない場合の対処法
個人手配で旅行を予約するのがベストです。
個人手配とは…自分自身で直接航空券やホテルを予約購入すること。
過去にコッチ自身が2度も直前で経験した旅行のキャンセルは、「医師の同意書を持って飛行機への搭乗を不可とする」ため、取消料がかかる航空券も無料でキャンセルや日程変更が可能です。
宿泊ホテルは「キャンセル不可プラン」を選ばずさえすれば、大抵は宿泊日の3日前からしかキャンセル料がかかりません。
ホテルによってですが、前日まで無料キャンセル可能のホテルも多いです。
小さい子供を連れての旅行は、急な体調に親がどれだけ柔軟に対応するかだと思います。
特に飛行機は気圧の変化や途中下車ができないため、「家を出る前はちょっとだけだったのが熱が上がってきた」なんてことになったら親として気が気じゃないですよね。
万が一を考えて個人手配なら万全で旅行しやすいと思います。
実際にコッチ自身が直接予約をした日程変更不可の航空券が、無料キャンセルと日程変更対応を2度経験しています。
旅行トリップキャンセル保険に入ってみた感想!
過去に2度も出発直前で旅行をキャンセルして、ドキドキハラハラな気持ちを味わっているため、「安心感」をお金で買うことができました!
正直、旅行なんかにキャンセル保険!?って最初は思っていましたが、自分が出したお金がいくら自分の都合と言えども返金されないのは心苦しい…つまりは貧乏性な私です(笑)
今は加入直後なので「安心感」と「そんなに高くない保険料」だけが率直な感想になりますが、また心境の変化があり次第記事を更新していきますね。
追記
トリップキャンセル保険に加入してから旅行出発までは約2ヶ月ほどありました。ちょうど出発前にインフルエンザも流行しだし、中国武漢での新型コロナウイルス肺炎もあり親として内心はビクビクしていました。
「熱が出てもお金は返ってくるし…」この呪文が絶大な安心感を作り出したのかもしれませんが、旅行の時には支払った保険料のことは忘れていました。
コロナウイルスによる旅行キャンセルが相次ぐ中…
旅行の申し込みの段階でキャンセル約款をしっかり理解して旅行を買っているのか…自己責任というか自己判断だとコッチは思います。
「こんなことが起こるとは思っていなかった…」
それは世界中のみんながそう思っているはずです。
コッチ家のように子供が小さいと旅行をするにしてもいろんなことを想定していかにリスクを少なくするようにして旅行を購入します。
LCCの安さを理由を理解して許容範囲でいるからこそ、今回のような想定外のことが起こっても対処できたりします。
お金を出して旅行を買うのだから、万が一のキャンセル約款などしっかり熟読して納得もしくは許容範囲内で購入するのがベストです。